盗聴器にはいろんな種類が存在
いろんな種類の盗聴器
盗聴する手段として盗聴器が存在しています。今では、決して特殊なものではなく誰にでもネット通販などで、様々な盗聴器が販売されていて簡単に購入し設置ができます。
- ボックス型盗聴器
見た目にも盗聴器らしい黒くて四角い箱型盗聴器。映画やドラマ、劇画などに登場するのがこのタイプ。 - 偽装型盗聴器【電源系】
電源系は、コンセントタップ型、延長コード型など電源回りの機器類の中に基板が組み込まれてます。 - 偽装型盗聴器【文具日用品系】
日用品系等は、時計、電卓、ボールペンやぬいぐるみなどの中に基板を組み込んでいます。
基板が入る空間があればどんなものにも盗聴器を組み込むことが可能です。 - ボックス型クリップ電話盗聴器
クリップが付いた黒い箱型盗聴器です。
電話機の中やモジュラージャックの中、ローゼットの中の電話回線に直列につなぎます。 - 偽装型電話盗聴器
見た目には盗聴器とは分からない偽装型。
電話系は、モジュラージャック型、分岐ジャック型、カールコード型などに基板が組み込まれています。 - VOX式(音声起動)盗聴器
通常のタイプだと電源がONになっている間は、電波が出続けますが、音声に反応して作動する盗聴器なので無音の時は電波を発信しません。 - リモコン式盗聴器
遠隔操作で仕掛けた盗聴器の電源をON・OFFできる盗聴器。
メリットは、必要なときに電波を出すことができるので、電池の節約ができることと発見されにくいのが特徴です。 - スクランブル式盗聴器
専用受信機以外、市販の受信機では聞くことが出来ません。貴方だけしか聞くことが出来ない盗聴器です。 - レーザー盗聴器
盗聴対象となる部屋の窓ガラスに向かってレーザー光線を照射して、跳ね返ってくる光線を解析します。 - FMラジオで聴く盗聴器
FM周波数を使用しているのでFM放送を受信できるラジオがあれば会話音声を聞くことができます。
盗聴器の種類と設置の難易度
様々な形態の盗聴手段が存在していますが、費用対効果や設置リスクなどを考えるとベストが『無線式』なのです。
盗聴器は、電波を発信して情報を伝えます。
盗聴電波の受信範囲は周辺のロケーションにも左右されますが、見通しの良い場所なら300mくらい離れた場所でも受信が可能となります。 量産され一般的に販売されている盗聴器は、電波の種類や周波数によってFM帯・VHF帯・UHF帯の3タイプに分類されます。
FM放送帯
価格 | 1万円前後 |
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アンテナの長さ | 1m程 |
受信可能範囲 | 50~60m |
特徴 | ・ノイズがひどい ・FMラジオで受信可 ・気付かれやすい ・周波数調整が必要 |
VHF帯
価格 | 2万~5万円 |
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アンテナの長さ | 70~80cm |
受信可能範囲 | 100m~300m |
特徴 | ・ノイズが多い ・広域受信機で受信 ・主要周波数がある Ach139.970MHz/Bch140.000MHz/Cch139.940MHz |
UHF帯
価格 | 3万円~10万円 |
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アンテナの長さ | 20cm程 |
受信可能範囲 | 100m~500m |
特徴 | ・ノイズが少ない ・広域受信機で受信 ・主要周波数がある Ach398.605MHz/Bch399.455MHz/Cch399.030MHz |
- FM帯の盗聴器は安価ではあるが性能が劣るため、現在ではほとんど使用されていません。
- VHF帯も現在では、製造されていません。
- それに対しUHF帯が多く使用されています。
- 特にUHF帯は、現在では最も多く使用されていて、その中でもAch・Bchは特に多く使用されています。
- 最近では、もう少し高い周波数や低い周波数の盗聴器も存在しますが、盗聴器のシステム、大きさ、形状、電波の性質上、使用できる周波数は制限されています。