盗聴のことが良く解る!

「盗聴」とは、特定の相手に盗聴器等などを仕掛けて盗み聴く行為です。

レーザー盗聴

レーザー盗聴器

レーザー光線を使って盗聴

通常の盗聴器は、電話回線上の通話情報を捉えたり、小型マイクで音声を拾い、無線や有線の方法で盗聴する者に伝えるといった仕組みは、全くと言って変化していません。

この基本原理を打ち破ったのがレーザー光線を使った「レーザー盗聴器」なのです。

レーザー盗聴器の原理

原理は、音は空気中を振動波として伝わり、壁にぶつかって壁をわずかに振動させます。その部屋に窓があれば、窓ガラスも振動します。この盗聴器は、盗聴対象となる部屋の窓ガラスに向かってレーザー光線を照射して、跳ね返ってくる光線を解析します。そして、窓ガラスの振動を読み取り、それを音声信号に変換して聴くという仕組みです。

レーザー光線は、波長を可視光線の範囲外の値にすれば目に見えない光線になります。また、障害物がないと直進する性質があるので、狙っている窓が見えれば盗聴することが可能となります。当然、盗聴器自体を仕掛けるわけではありませんので、盗聴発見器では発見できません
性能は、対象となるところを目視できる条件で250m~300m位まで盗聴は可能のようです。条件次第では、1km先の部屋の会話も盗聴できると言われています。
レーザー盗聴器
ただし、あまりにも特殊のため一般には普及していませんし、機材も大変高価で数千万位はするようです。
対策として、

  • 会話以外の音を流す(音楽とかTVなど)
  • 厚めのカーテンで窓を遮断する(どのくらい効果があるのか不明)

レーザー盗聴器の問い合わせがたまにありますが、レーザー盗聴器は非常に特殊なので、気にかける必要はありません。

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