電話盗聴の仕組みは?
無線式電話盗聴器の仕組み
携帯電話の普及によって一般家庭での電話盗聴は減少傾向にあります。 しかし、室内で交わされている会話より電話での重要なやりとりが狙われているのも事実です。
電話盗聴器の取り付け場所
固定電話での通話内容を盗聴するには、電話回線上に盗聴器を取り付けなければなりません。
1.【一戸建て住宅のケース】
NTT交換機から伝染を経由して(地下ケーブルの場合もある)端子函という電柱の上にある黒い箱型のものから、保安器のヒューズBOXに引き込まれ、屋内の各部屋 のローゼット(電話の差込口)に配線されています。
(1)アナログ回線・ADSL回線
(2)ISDN回線
○印が、盗聴器が設置されやすいポイント。数年前までは、電話機内部に仕掛けられることがあったが、最近では、差し込むだけ、交換するだけという設置方法の簡単な盗聴器が主流になってきたため、電話機内部に設置するケースは少ない。
2.【集合住宅(アパート・マンション)のケース】
NTT交換機から伝染を経由して(地下ケーブルの場合もある)端子函という電柱の上にある黒い箱型のものから、保安器のヒューズBOXに引き込まれ、屋内の各部屋 のローゼット(電話の差込口)に配線されています。
少し前までは、電話機内部に仕掛けられることがあったが、最近では、差し込むだけ、交換するだけという設置方法の簡単な盗聴器が主流になってきたため、電話機内部に設置するケースは少ない。
集合住宅の場合、不特定多数の人間が出入りし、IDF・MDFは、廊下部分やエレベーターホールに設置されていることが多く、鍵もかけられていないことが多い。 工事業者が分かり易いように階数が記入してある場合や、部屋番号まで書いてある場合もあり、最も狙われやすいポイントです。
端子函までは、戸建と変わりはないが回線数が多いため、端子函からMDFという端子盤に収納されます。 MDFは、建物全体の回線を管理する端子盤でそこから、各階の回線を管理するIDFという端子盤を経由して、各部屋に配線されています。