テンペスト(電磁波盗聴)とは?
テンペストとは?
「大嵐、暴風雨」を意味する英単語ですが電磁波盗聴(傍受)の技術は、アメリカが軍事目的で開発し、これらの研究活動の総称として、「テンペスト」と呼ばれています。
アメリカでは、既に90年ほど前に確立された技術ですが、日本で一般的に知られてきたのが比較的最近になります。
仕事場やプライベートでは、今やPCは欠かせないアイテム。
ウィルスやウィニー、メール盗聴、ハッカーなどからの情報漏えいは、よく耳にしますが、 この「テンペスト」(電磁波盗聴)は、 PC本体はシールドされていても、キーボードあるいはディスプレイなどとPC本体をつなぐケーブルや、建物内のPCのケーブルがアンテナの役割を果して電磁波が漏洩します。
この漏洩した電磁波を受信することによって、キーボードに入力された情報や画面に映し出された情報を透視(盗聴)が可能となります。
どうやって傍受(盗聴)するかといいますと 車両に特殊な装置を積んで傍受します。(イメージはNHKの工事車両?)
但し、価格は数千万円から1億円位といわれています。ところが、知識・技術があれば、秋葉原でジャンク品の部品を集めることで100万円ほどで電磁波盗聴が可能だということです。
どのくらいの距離まで傍受可能かというと 微弱電波である為、傍受可能距離は100mが限界。たまに相談の中で「電磁波盗聴されている!」と真剣に思っている方もいますが、費用対効果を考えると、一般人がターゲットになることは ほとんど考えられません。
PC本体はシールドされていても、キーボードあるいはディスプレイなどとPC本体をつなぐケーブルがアンテナとなり電磁波が漏洩します。この漏洩した電磁波を受信することによって、キーボードに入力された情報や画面に映し出された情報を透視(盗聴)が可能となります。
今後、ネットワークのセキュリティー問題に次ぐ大きな脅威となる可能性があることから研究を開始されます。