盗聴器の見つけ方

盗聴器が仕掛けられる場所、コンセント・家電の中・新聞受けの中など大きく8カ所!スマホアプリで自分で見つける方法や業者を使うメリット、盗聴器を発見した時の対処方をご案内!

引っ越し

引っ越し会社の盗聴器発見サービスとは?

サービス内容に各社バラツキ

引っ越し

入学や就職、転勤などで、1年を通じて一番引越しをする人が多いのは3~4月です。 その中で引越しが集中するのは3月下旬から4月上旬にかけてです。

慣れ親しんだ地を離れ新生活を始めるには、防犯上の不安がつきものですが中でも盗聴に対しての不安を訴える人が増えてきています。このような背景から大手引っ越し会社を中心に競合他社との差別化として

「引っ越し時の盗聴器調査」

という名のサービスを取り入れる業者が増えてきました。

どれだけの人が利用しているのかはわかりませんが、聞くところによると結構いい加減というよりも盗聴や盗聴器の仕組みをよく理解していない素人のような人が調査しているケースもあるようです。

このサービスを行っている会社(業者)は、二つのタイプに分かれます。
サービスといってもオプションで有料となっています。
(無料でやっているところもあります)

  1. 発見調査をアウトソーシング。提携している調査業者に調査を依頼
  2. 自社で作業員に市販の広域帯受信機と八木アンテナを持たせ調査

1.の場合は、調査員が訪問して調査をするので引っ越しの割引があってもそれなりの調査料金を払わなければなりません。
2.の場合は、自社の作業員が調査をするので費用も約1万円前後と割安感はあります。

問題は2.の場合で、市販のハンディタイプの広域帯受信機の中には、盗聴周波数があらかじめ登録されていて(約200CH前後)そのボタンを操作すれば登録されているチャンネルが自動的に順繰りスキャンしていくのですが、これを使って調査している業者がいるようです。

まあ、実際に販売されている盗聴器の大部分は、この方法で見つけることはできますが、周波数を変えている盗聴器は、見落とすことがあります。

ある調査業者からこんな話を聞いたことがあります。

中堅の引っ越し会社が始めた盗聴器発見サービスの内容や調査レベルを知りたくて、この会社に調査依頼を掛けました(引っ越ししなくても調査だけしてくれる)。

すると2名の年配の男性が来て調査を始めて約30分を過ぎた頃に終わり、結果は

ありませんでした。ご安心ください。」と。

実は、

調査員が来る前に音声起動式(音が出ている時だけ発信)の盗聴器を仕掛けておいたそうです。通常は調査する時、このような盗聴器の存在を前提にしてますから、音源確保(ラジオなどで音を出す)します。

しかし、この調査員はこれをやらずに調査したということです。「ありませんでした」ではなく、あるのに完全に見落としたわけです。但し、このことは調査員には言わなかったそうです。

転居先の住宅(部屋)に、盗聴器が入居前から仕掛けられている場合があります。こんなケースがありました。

2DKに住む女性の依頼で調査をしましたら、コンセント型の盗聴器を発見しました。女性に「このコンセントに見覚えがありますか?」 と。
UZ-110IKA
女性は、「ここには、半年前に引っ越ししてきたがコンセントは最初からついていて何の疑いもなく使ってました。」

もう一つの例は、 繁華街にある飲食店の場合は、同じようにコンセント型の盗聴器が出てきたのですが、 このコンセントは、自宅から持ってきて店で使用していたということです。

上のケースでは同じように見えますが、大きな違いは、

  • 盗聴器が引っ越しする前からあったのか?
  • 引っ越し後にあったのか?

なのです。

引っ越し時に盗聴器発見調査をしても、盗聴器が前から付いていたものは発見できますが、荷物が片付かない状態で調査しても見落とす可能性があります。というのは、荷物の中にもしかしたら盗聴器が入っているかもしれませんから。

やはり、荷物の片付けが終わり通常の生活が出来る状態で盗聴器発見調査をしないと、調査の精度は上がりません。

それにしても、入居前から盗聴器が付いていたとなれば、これは管理会社の責任ですよね。 管理会社や大家さんには、入居時に部屋の調査をする義務がないとわかっていても、 入居前に管理会社の責任で盗聴器等の不審なものがないかどうかくらいはチェックしておくべきです。

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